悪友たちの酒飲みばなし

 GALLERY工 ヒストリー
-Part2-



「生活アート」、このコンセプトを基準とした作品であるならば、ジャンルにはこだわらず、工芸、絵画、時には音楽、演芸など、幅広く、魅力のあるアーティストを紹介して、お陰さまで18年が経ちました。

夕やけハミングSHOW、出演メンバー

佐瀬 ところで、こっちも随分付き合わされたけど、ギャラリー工【こう】では、落語や音楽LIVEも色々やったんじゃないの?

濱田 はい、チャイルド・オアシスLIVEもやりましたけど、イソノさんのもうひとつの顔、柳家小春さんの粋曲や、ボサノヴァの会。
落語会でいえば、人気二つ目、立川こはるさんの勉強会を定期的に。同じ立川流では、「キウイto吉笑ふたり会」。これには高田文夫氏も聴きに来てくれて、吉笑さんを大絶賛!

本山 自分も聴いたけど、吉笑はいいね。すっかりファンになっちゃったよ。

櫻井 こうしたイベントでいえば、自画自賛だけど、「チャイルド・オアシス・プロジェクト」が企画・プロデュースして、座・高円寺でやった「夕やけハミングSHOW」は、なかなかのものでした。

佐瀬 黒字にしようと昼・夜2回公演やったんだけど、夜の部は疲れちゃってボロボロだったけどね。

濱田 もう若くないからね。出演してくれたのは、ちくわぶ、バロン世界一周トリオ、渡邉理、山田あずさ、林家ペー&パー子、まきみちる、寒空はだかの皆さんでした。
この流れが、つい最近、吉祥寺のRock JOINT GBでやった林家ペー&ちくわぶ「平成オッペケペーLIVE」に続いているわけですよ。

郁子 LIVEを企画すると、その前にリハーサルをギャラリー工でやるでしょ、その度にお料理を考えるの、ケッコー、大変。
でも、楽しいからいいんですけどね。


すぎなみ大人塾まつりでのLIVE 座・高円寺でやったLIVE SHOW

櫻井 ミュー塾の流れが「チャイルド・オアシス・プロジェクト」に進化したとして、そういえば、本山さんのスケッチ塾は、今は、どうなっているんですか?

本山 何となく仕事の方が忙しくなっちゃって、しばらくお休みというか、静かにフェードアウト。つまり自然消滅かな…。

濱田 でもね、タイミングが合えば、以前にもやったことのある鍋スケッチなんかをギャラリーでやりたいと思ってます。プロデューサーとしましては。


佐瀬さんも生徒の1人 マッキャンOB漫画家のあしはらさん
スケッチ素材は鍋の食材 描き方を教えている本山先生

三味線教室の師匠、柳家小春さん

郁子 スケッチ塾といえば、後、ギャラリー工【こう】では、お教室もやっていて、今は、もう終わってしまったんですけど、沖文さんの和刺繍は、8年位続きましたし、 柳家小春さんの三味線教室は、今でも続いています。始が弟子第1号なんですよ。そして、時々、ワークショップも開催しています。このDMは、木を楽しむワークショップです。

お正月に催した、3つのワークショップ

箸づくりのワークショップ 栗の木を鉋で削る
鉋で削る時は無我、熱中します 削り終えたら、天然染料で染色します

郁子 それからですね、違うジャンルのお友だちの作家さんとコラボして2人展をやったり、グループ展でやっていたお仲間が2人展をやったり、なんていうケースもたくさんありました

「陶+フェルト」ヨシダユキさん、徂徠友香子さん。「温かな贈り物」五味茜さん、松尾悦子さん。「木×陶」
岡田敏幸さん、岩淵真理さん。
「陶展」
 伊藤珠子さん、松田剣さん。このお2人に彫刻の牧田草平さんが加わった+ワンの展覧会もありました。「ガラスとTシャツ」当間頼子さん、イソノヨウコさん。「漆と陶」林宏さんと渡辺国夫さんといった感じです。

ヨシダユキ・徂徠友香子 2人展         五味茜・松尾悦子2人展      

岡田敏幸・岩淵真理2人展 伊藤珠子・松田剣2人展

当間頼子・イソノヨウコ2人展       林宏・渡辺国夫2人展      

郁子 又、ご夫婦で毎年、展覧会をやってくれているのが、タイ在住のブンガード=ゲオディーさん(鉄)と、桃子=ゲオディー(絵画)さんや、近正匡治(木彫)さんと、千広(カレンダー)さんたちです。

鉄&絵画 タイからのおくりもの 木彫&カレンダー 近正笑展

郁子 そして、こんな展覧会もありました。スウェーデン交流センターの協力でやった、日瑞作家14人展。落合慎一さんの出版を記念して、木原いずみ(原画)さん、林宏【漆)さん、安岡和彦(錫)さんが参加した記念展。沖縄藝大の高橋朋子さん、東恩納美架さん、深堀知子さん、安川万里子さん4人でやったグループ展。村松奈々(菓子制作)さん、高見沢美穂(陶芸)さん、大木夏子さん、北澤道子さん(型染布)がコラボしたカシオリ展、等々。まだまだいっぱいです。

日瑞作家14人展       「優しい肴」出版記念 原画と酒器展   
卯月ひらく 沖縄芸大グループ カシオリ

櫻井 後、ギャラリー工【こう】では、杉並の行政や地域社会と結びつけた企画もケッコーやっていますよね。

濱田 ハイ、 「チャイルド・オアシス・プロジェクト」の「チャイルド・オアシスLIVE」や「夕やけハミングショー」などがそう。

櫻井 今年、すぎなみ大人塾まつりの一環でセシオン杉並でやった「チャイルド・ウエスタン・ライブ」もそうでしたね。
笑っちゃうけど、永福町の駅ビルの屋上でLIVEをやった時も雨だったけど、この日も、 どしゃ降りだったよね。

本山 誰か、行いの悪いのがいるんじゃないの!?

郁子 私もそう思います。近隣のお店やアート関連の作家さんたちが集まって、松の木の智光院さんの境内で始めた「松の木手づくりマルシェ」は、雨天中止なんだけど、いつも大丈夫だもの…。でも、こればっかりは、天のみぞ知るですけれどね。

櫻井 なるほど、なるほど、でも誰だろうね雨男は!?…ま、それはちょっとおいとくとして、ギャラリー工【こう】の中だけではなく、どんどん外に出ていくことはとても大切なことだと思いますよ。

佐瀬 北海道でのLIVEの話もあったけど、ああいうのが実現するといいよね。
 
本山 LIVEの後は、蟹食って、一杯飲んでかい!?

濱田 最高だね、それ!


マルシェの手づくり看板 智光院に集まった人たち

佐瀬 あ、そうだ、そうだ。やっぱり高田氏のプロデュースで、松ちゃんの展覧会もやったよね。オープニングパーティーは、久しぶりに「やなか高田堂」のように芸能関係がいっぱい来て。

濱田 高田氏はもちろん、松本明子さん、山田雅人さん、蛭子能収さん、太田プロの社長ご夫妻、ラジオビバリーからは、増田みのりさん、乾貴美子さん、等々。

それから、会期中にペーさんも来てくれ、この時が切っ掛けで、ペーさんのLIVEをやるようになったんです。そして、貴乃花親方が来て絵を買ってくれたのも嬉しかったな。


松村邦洋絵画展DM

自作の前でのスナップ ぺーさんとの記念ショット

+With時代始まる


濱田 ところで、このご時世、ご多分に漏れずギャラリーの経営も大変なんだよね。去年、一時は、借りている1Fの契約をやめて、3Fの自宅を上手く使ってギャラリーを続けようと真剣に考えていた時期がありました。

それを、覆してくれたのが本さんの提案です。マッキャンOBのAgain展メンバーの有志がWith実行委員会という組織を立ち上げて協力してくれることになって、ご存知のようにこの3月から、GALLERY工 +Withとして発展的船出ををすることが出来るようになったというわけなんです。

郁子 ですからね、今年の1月にやった「バッヂ展」は、1Fが最後になるということで、皆さん「さよなら1F」の意味でたくさん参加してくれたんです。
金属、陶、革、フェルト、木、紙、漆、布…といった長いお付き合いの作家さんたちが。…でも、お陰さまで、事なきを得てホッとしています。

参加してくれたのは、赤岩千春さん、岩淵真理さん、岡田敏幸さん、岡田史さん、奥由起子さん、垣本圭子さん、小関郁子さん、薗部秀徳さん、田宮季奈さん、千葉雄一さん、永井佳奈子さん、中村真さん、松本芳実さん、宮原裕子さん、山本茜さん、ユユトト(木村藤一・祐子)さん、渡邊浩幸さん、渡辺紋子さんといった、皆さんです。


バッヂ展

櫻井 ところで、濱田さん、With実行委員会とギャラリー工【こう】との関係を、もう少し説明してくれますか?

濱田 前にちょっと述べましたが、ギャラリー工【こう】でAgain展というグループ展を1年おきに3回やったのですが、メンバーは、その参加者有志の方々です。
私が務めていた広告代理店、マッキャンエリクソン博報堂の頃からのクリエイティブのお仲間で、現在もアート活動をしている皆さんが集まってくれました。
本さんもその1人で、ギャラリー工【こう】の常設ショップのスペースを会費を払って利用してくれ、Netショップとともに、自分の作品の発信基地、販売基地として有効活用しようという発想でベンチャーしてくれることになって成立した、新形態のギャラリーなんです。

本山 つい最近、メンバー有志の意見交換会をやって、今後の活動コンセプトが決まったんだよな、ハマちゃん。
なにせ、「見せるアートから、所有・購買してもらうアートへ」だもんね。
キーワードは、「アートをギフトに」。来年は春と冬の2回、新入学、新入社とかのスプリングギフト・シーズンと、クリスマスとかのウインターギフト・シーズンに、Withメンバーを中心にギフト展をやろうということにね、なったのよ。

濱田 そうなんです、ハイ。
このWith実行委員会のメンバーは、絵画の飯田茂さん、陶芸の柿本照夫さん、漆芸の金山謹也さん、絵画の笹尾光彦さん、ジュエリーの平子公一さん、陶芸の武笠好文さん、 もちろん絵画の本山賢司さん、陶芸の安井海さん、版画の渡邉和人さんの9名です。


飯田茂(絵画) 柿本照夫(陶芸)

金山謹也(漆芸) 笹尾光彦(絵画)

平子公一(ジュエリー) 武笠好文(陶芸)

本山賢司(絵画) 安井海(陶芸)

渡邉和人(版画) GALLRY工 Withの新しいロゴ

本山 何となくギャラリー工【こう】って居心地がいいじゃない。
さっき、ハマちゃんも言ってたけど、作り手としては、自分たちの本拠地・発信地として、このGALLERY工 +Withを、上手に使っていこうと企んでいるってわけなのよ。

櫻井 なるほど、分かりました。イベントだけではなく、アート関係でも、 及ばずながら私も協力させていただきます。

佐瀬 それに「チャイルド・オアシス・プロジェクト」の方では、佐瀬寿一作曲で、櫻井漠然とチャイルド・ハマー作詞の群馬テレビのマスコットゆるキャラ、ポチッとくんの主題歌「飛んでけ!ポチッとくん」を最近世に出したんで、こっちも、ポチッとじゃなく、バチッと売れてくれるといいんだがね。「ポチッとくん体操」はDVDにもなり、チームを組んで幼稚園を回って子どもたちに体操を広めてることだし…。


ポチッとくん体操DVD

郁子 ホント、売れれば、GALLERY工 +Withも助かります。ウフフッ!
それから展覧会のこと、もう少しお話しさせていただくと、今年のこれからは、「村田肇一陶展」、「篠塚裕子陶展」、「皿海佐多子Bag展」、 「山下枝梨子染織展」、「中田太陽陶展」、その他にも2人展、グループ展が予定されています。

平敷 慶彦さんと久美さんが染め、仕上げた生活の布 Liricaの洋服、satouの傘

郁子 ギャラリー工【こう】は、「生活アート」がコンセプト。どれも身近な生活に直結した展覧会を心掛けています。
今年で3回目になる「琉球藍」は、 岩手県の工房から、 4月始めに開きましLiricaの洋服、satouの傘は、京都からやって来ていただいています。


そして、もちろん常設展示ショップの方も、Netショップと相まって色々と工夫を凝らしていくつもりです。


常設展示ショップ・正面
常設展示ショップ・左サイド 常設展示ショップ・右サイド


常設展示ショップ 衣替えしたRoom2

GALLERY工 +Withスペース図

ギャラリー窓辺・大理石カウンター ギャラリー・スペースでの展示

GALLERY工 +Withの庭

濱田 GALLERY工 +Withのキャッチフレーズは、「ひとつだけを探そう」なんだけど、頭を絞って、ユニークで個性的な作品や展覧会、イベントを積極的に提供できればいいなと思っています。

といったところで、ちょっと真面目な座談会は、この辺でお開きにいたしましょうかね。そして、オッペケペーLIVEじゃないけど、抱腹絶倒!荒唐無稽!万国友愛!支離滅裂!そろそろいつもの馬鹿ばなしといきましょう。

では、では、 座談会はひとまずこれにて。皆さん、お疲れさまでございました。

2013年6月吉日 座談会を実施



                                        『プロフィール』


 本山賢司(もとやまけんじ)

 1946(昭和21)年、北海道生まれ。
 作家・イラストレーター。
 広告代理店のアートディレクターを経て、
 イラストレーターとして独立。
 野宿、焚き火の達人で、アウトドアに関する
 イラスト、エッセイ、 小説を手がけている。
 主な著書に『鳥類図鑑』『川の図鑑』
 『森の動物図鑑』 『南仏発スケッチから』
 『[図解]さかな料理指南』
 『剣豪という生き方』
 『森で過ごして学んだ101のこと』
 など多数。


 
 
櫻井逸雄(さくらいいつお)

 1947年(昭和22年) 東京生まれ。
 東急エージェンシー時代は、クリエイティブディレクター
 として広告戦略立案からTVCF ・グラフィック広告・
 プロモーション企画などのメディアを横断したキャンペーン
 制作を幅広く手がける。マーケティング発想を軸とした
 商品開発〜ブランド戦略・表現制作まで、トータルコミュニ
 ケーションの一貫したディレクションを心掛けている。
 更にコーポレート・ブランディングに伴った、CSR・ 環境
 コミュニケーション視点での環境ブランド化企業戦略に
 力を注ぐ。 現在は、イベントのプランニング・ディレクシ
 ョン、チャイルド・オアシス・プロジェクトや、環境写真家
 とのコラボ
、作詞にも力を入れている。

 
 

 佐瀬寿一(させじゅいち)

 出身地:千葉生まれ。
 最終学歴:日本大学 芸術学部 卒業
 1975年「みかん色の恋」ずーとるびで作曲家デビュー
 1976年「およげ!たいやきくん」子門真人の大ヒットで
 作曲家としての脚光を浴びる
 1977年「パールカラーにゆれて」山口百恵でレコード大賞
 作曲賞ノミネート
 1980年「ワンダフルモーメント」松崎しげるで東京音楽祭
 銀賞受賞

 1989年「幸せの坂道」新沼謙治で古賀賞受賞

 他のヒット作品・他
 「パタパタママ」のこいのこ
 「暑中御見舞い申し上げます」キャンディーズ
 「かつおぶしだよ人生は」加藤清史郎&アンクル☆させ
 *チャイルド・オアシス・プロジェクト代表



 濱田哲二(はまだてつじ)

 1948年(昭和23年)神奈川生まれ。 
 
1970年(昭和45年)日本大学 芸術学部 放送学科卒業
 
職歴 
 1970年(昭和45年) 椛1コマーシャル入社
 1972年(昭和47年) 鞄北社入社
 1974年(昭和49年) 潟}ッキャンエリクソン博報堂
 2003年(平成15年) 潟}ッキャンエリクソン退社

 マッキャン時代は、コピーライターとしてコカ・コーラ
 Come on in.Cokeキャンペーン等を。クリエイティブ・
 デレクターとして、アサヒビールZ、Coors Light、
 スプライト、KFC、スコッティなどのキャンペーンを
 手掛ける。 退職した後は、ギャラリー工【こう】の
 プロデューサーとして展覧会・イベントに携わり、
 チャイルド・オアシス・プロジェクトや、作詞にも力を
 入れている。



 濱田郁子(はまだいくこ)

 GALLERY工 With代表
 
 
 濱田始(はまだはじめ)

 GALLERY工 With副代表
 アートディレクション&Net担当 

  

 


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