わが家から私たちが借りた畑までの道 と、
         一番元気だった頃のラッキーです。

畑まで行く、哲学の道

 

 

みかん畑の土手で一休み
 
桃の木の下のラッキー
 
一番スリムだった頃
 
仲間を挑発!

畑までの道には、美味しい楽しみが色々とありました。そのひとつが桑の実。黒く熟した桑の実を口に含むと、これは正に野生の甘酸っぱさ。果物屋さんで求めるフルーツにはない、密かな楽しみの味でした。

もちろん木苺もこれに負けていません。木苺の刺で手をひっかきひっかき食べるスリルは、子供の頃の甘酸っぱい記憶を運んできました。桑の実と木苺、都会ではなかなか巡りあえない贅沢でした。

そして、カンゾウの花が、美しい。春先の新芽は、茹でて酢味噌で食べたり、フライパンでサッと茹でたりすると、なかなかの美味しさ。田の畦や土手に美しい花を咲かせ、散歩の私たちを楽しませてくれる。そういえばこのカンゾウ、英語名ではデイリリイというそうです。なるほどこの花は、一日咲くとしぼんでしまいます。



畑で撮ったいろいろなスナップ

畑の全景。水田は大家さんの水田
   
   トウモロコシに蜂          ミニトマト        ご立派スイカ  
   
ナスの花
 
エンドウの収穫
     新ジャガじゃ   
   
     瑞々しいトマト         大根の花      パセリに揚羽の幼虫

さて、いつもわが家のゴルデンウィークの1日は、畑仕事と決まっていました。夏野菜のキューリ、ナス、トマト、ピーマン、唐辛子etc…。苗屋で買ってきた元気な苗を、三人で手分けして植えるのです。もちろん西瓜にもチャレンジしました。

畑には、冬を越したハーブたちが、鮮やかな新芽を伸ばし、セイジにはもう花がついていたりします。ブルーベリーも順調に育っているし、自然にこぼれたコスモスの種も芽を出し始め、キャベツもしっかり丸まり
始めています。

フェンネルによく似たディルもたくさん芽吹いているしカモミールも機嫌よく育っています。農薬を使わないうちの畑の野菜たちは、虫食いだけど本当にひと味もふた味も違うおいしさなのです。



元気に育ったハーブたち

 
朝露を浴びたボリジ
 シジミ蝶とノコギリ草
 
 
フェンネルとカメムシ
ひまわりが可憐
 
 
 ローズゼラニューム
 元気いっぱいペパーミント
 

そう、そう、漢方では、ウイキョウと呼ぶ、フェンネル。この実を口に含んで噛むと、天然仁丹。気分がなんかすスッとするような気がします。このフェンネルの花が咲き始めると、いよいよ梅雨の季節に入るのです。

そして、夏野菜の収穫の日々へ。キューリもナスも、ちょっと採り忘れると、すぐにお化けキューリ、お化けナスになってしまうのであります。四季折々、カントリーライフは、お天道さままかせ、風まかせ。都会にはない楽しさでいっぱいでした。




そして、ラッキーの四季


 

 

 

 
花粉症?
 
雪だるま
 
お昼寝タイム
   
黒竹の竹の子
 
窓辺にて
 
編み玉葱
   
専用ソファー
 
梅の土用干し
 
スキンシップ
   
柿の実ひとつ
 
コスモスの頃
 
鳥の餌かご



Papa&Luckyの2ショット、ママ・ハマダが撮りました。

 

こうして、自然をたっぷりエンジョイした、小田原暮らしの緑の時代も、やがて終わりを告げる 時が来たのです。それは、私の父が82歳で他界し、住んでいた家も、駅前の都市計画で、立ち退かねばならなくなったからです。そこで、私たちは、再び上京することを決め、家捜しを始めました。そして、決めた、新しい住まいは、杉並区新高円寺の大きな欅のあるマンションでした。