2017年12月 もくじ |
鈍空(にびぞら)や寒さ一入(ひとしお)大晦日
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いよいよ今年も、今日で終わりです。29日(金)から、スチバーグの第2クールが始まったのですが、お陰さまで殆ど副作用もなく順調に投薬治療が進んでいます。昨日は、マンション周りの掃除をしたり、松飾を飾ったり、お正月の準備に勤しみました。
今日は、これからお正月に向けて最後の部屋の片付けをするか、 ところで、今日は、こんな録画予約をしました。 後、「逃げるは恥だが役に立つ 全話一挙放送」、「第68回紅白歌合戦」も録画することに。この「逃げ恥」は、 オンエアしている時に全部観たのですが、改めてもう一度、観てみたい気になりました。それというのも、最近新垣結衣のことがケッコー気に入っていて、オンエアでは観なかった「掟上今日子の備忘録」も昨日、CS放送の日テレプラスで、やはり全話一挙放送していたので、これも録画しました。 そして、リビングのベランダでは、キンセンカが咲いて、リビングに入れたミニカトレアや胡蝶蘭も蕾を膨らませています。 今日の夕食は、いつものように揚げたての天ぷらで晦日そばということになると思います。そこで、大晦日の名句を。 大晦日さだめなきよの定哉 井原西鶴 ただひとり風の音聞く大晦日 風天(渥美清) 大晦日御免とばかり早寝せる 石塚友二 摺小木や大つごもりを掻き廻す 正岡子規 去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子 喰て寝てことしも今よひ一夜哉 小林一茶 燭つきて暁ちかし大晦日 夏目漱石 今年も今夜かぎりの雨となり 種田山頭火 あすは元日が来る仏とわたくし 尾崎放哉 月よみのわびねにひかる大みそか 飯田蛇笏 袖濡れて硯洗へり大三十日 水原秋櫻子 大歳の富士見てくらす隠居かな 池西言水 梅入れて庭とゝのへり大晦日 久保田万太郎 |
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早いもので、もう今日はクリスマスイブです。 21日の木曜日に、3週続けた分子標的治療薬スチバーガも一段落。とはいえ、3週目に入った頃から、私の体のウィークポイントに支障が出始めました。まずは、暫く治まっていた歯痛が始まり、この薬の特徴的副作用手足症候群が左足の踵に出、筋肉にも影響が出たのか歩きにくくなり、杖などを使ったりしています。 ところで、歯の方は、抜歯しないと治まらないと思うので、罹りつけの歯医者さんに相談に行ったところ、抗がん剤の影響で抜歯した後、止血がうまく行かない場合もあるので大学病院の口腔外科を紹介するので、そちらで抜いた方がいいという話に。などと、何かと、色々面倒もありますが、この休薬中に体調が戻るものは、ぜひ、元の状態に戻ってくれることを期待しています。 そんな、がん闘病が中心の今年でしたが、20日には、親しい仲間たちと忘年会を、わが家の近くの台北餃子でやりました。集まったのは、かさま落語会以来の高田文夫氏と、たいやきくんの作曲家佐瀬寿一氏、元小学館クリエイティブ編集長の川村寛氏。それに加えて、一応、私が投薬治療中なので、付き添いということで家人も参加。それに、高田氏の声掛けで、途中からあの松ちゃんも。ライザップで30s減量したナマ松村邦洋を見ることができ、満足、満足でありました。
昨日は、家人の長男夫婦、次男、次女の息子(甥っ子)が、入院中の次女のお見舞いの帰りに立ち寄ってくれたので、急遽、ビールで飲み会に。私も少しご相伴…。 そして、今日はクリスマスイブ。いつもは、オーブンで焼いたチキンがメインの夕食になるのですが、今年は、歯の調子が悪いので、ドリアをメインにしてもらうことにしました。チキンにするか、シーフードにするか、内容はお任せということに。 さて、さて、「のんきな暮らし」ということで始めた「端暮日記」ですが、どこかで闘病日記になってしまっています。ま、それも一興かと自分勝手を決め込んで、 これからも続けて行こうと思っています。 そこで、気持ちは前向き、 ガンバ・ルンバ PART2 ガンバ・ルンバ ガンバ・ルンバ Hai ハイ 肺 Hai Hai ハイ 肺 Hai 肝臓ガンが 転移して そこで飲んでる スチバーグ ガンバ・ルンバ ガンバ・ルンバ Hai ハイ 肺 Hai Hai ハイ 肺 Hai いろいろあります 副作用 だけど飲んでる スチバーグ ガンバ・ルンバ ガンバ・ルンバ Hai ハイ 肺 Hai Hai ハイ 肺 Hai |
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今年も、クリスマスが近づいて来たので、家人が、サンタの帽子をつくって布袋さんや福助に被せました。ちょっと楽しくなって写真を撮りました。
ところで火曜は、早目の検診でがん研に行ったのですが、採血の結果は、前回、問題になったチェック項目も今回は改善されているということ。自己診断でも、分子標的治療薬・スチバーガーにカラダも馴染んできたのか、まずまずの調子。このまま投薬を続けましょうということに。そんなこんなで、自宅療養をしながら、録画した番組や映画を観たり、本を読んだり、お茶を飲んだりしています。 観たのは、チャップリンの「モダンタイム」、NHKのBSプレミアムの100年インタビュー「倉本聰脚本家人生」、読み終えたのは、再読した、池井戸潤の半沢直樹シリース「銀翼のイカロス」などです。 それでは、端暮日記なので、クリスマスを詠んだ俳句などを。 聖夜餐スープ平らに搬び来し 山口誓子 胡桃など割つてひとりゐクリスマス 山口青邨 雪を来し靴と踊りぬクリスマス 山口波津女 聖菓切るどの子にも薔薇ひとつづつ 菊川千代子 クリスマス・ツリーの雪を別に買ふ 鷹羽狩行 わざと置きまちがへもしてパパサンタ
あらきみほ へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元不死男 点滴の瓶にリボンや降誕祭 原田青児 クリスマスツリーのともし残し寝る 稲畑汀子 クリスマス馬小屋ありて馬が住む 西東三鬼 聖樹灯り水のごとくに月夜かな
飯田蛇笏 |
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マンションの横の大ケヤキの葉も大分落ち、後1週間位で落ち切りそうであります。昨日は、がん研の診察日だったので柏に出掛けて行きました。やはり、ここのところ薬との格闘とでも言いましょうか、精神的にも、肉体的にも、スチバーガー中心の日々になっています。
分子標的治療薬・スチバーガーを飲み始めてから、血圧が上がったり、発熱したりの副作用があり、血圧降下剤を飲んだり、解熱剤を飲んだりしながら、数日を過ごして来ましたが、ここに来て、ひとつの傾向が把握出来ました。 それは、朝、食事前は、愛犬の散歩とか、落ち葉掃きなどの作業が可能で、朝食の後、スチバーガーと、血圧降下剤を飲む。そして、発熱し始めたりすると解熱剤を飲み、暫くベッドに横になり安静。熱が下がると平素の状態に戻ることが出来るというライフサイクルを発見しました。今日は、まだ発熱もないので、執筆作業に取り掛かれています。 そこで、今日は、端暮日記なので、俳句ネタでいこうと思います。 「古池や蛙飛びこむ水の音」 芭蕉を気取って 俺らも一句 俳句ゴーゴー 五七五 「荒海や佐渡に横たう天の川」 芭蕉に負けじと あの娘も一句
俳句ゴーゴー 五七五 「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」 芭蕉にならって 二人で一句 俳句ゴーゴー 五七五 あぁ その日は暑い 夜だった やはり、芭蕉の句は、素晴らしいと思います。他にも、芭蕉にはこんな冬の句があります。 半日は神を友にや年忘れ ところで、「いち・にの・さんぽ会」の散歩10コースを紹介した本「東京右側『笑芸』さんぽ」が、講談社から発売されているので、興味のある方は、ぜひご購読を。 |
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いよいよ師走、暢気にヘラヘラと今年も終えたいところでしたが、残念ながらそういう訳にもいかず、11月30日に柏のがん研に行き、今年の6月に認可の降りた分子標的治療薬・スチバーガー治療を12月1日から始めることになりました。
この薬は、以前飲んでいたネクサバールと同じ系統の薬でネクサバールよりも強力なのだが、それだけに副作用も強いということでした。飲み始めて2日目、さっそく、昨日の午後、立っていると何となくフワフワ、ユラユラするので、血圧を計ってみると、167/110とケッコー高め、そこで、べッドで休んだりしながら静かにしていました。やはり、今度の薬は説明を受けた通り副作用が強いようであります。 なるほど、入院して投薬を始めるか、自宅で始めるかというチョイスを聞かれたのも、もっともなことだと納得しました。今は、自宅入院をしているんだと思い、暢気に療養に努めたいと思っています。 広告屋駆け出し時代、第一コマーシャルというCMプロダクションの新卒入社の折に「ダービーニュース」という競馬新聞のCMに関わったことがあるのですが、その時のCMソングの歌詞が、「のんきな父さん」の替え歌で、♪のんきな父さん 競馬の予想で 手堅くいこうか 大穴か 後は言えない ダービー見ておくれ〜というものでした。これのオリジナル歌詞は… のんきな父さん お馬の稽古 私の心境も「どうなることやら 薬に聞いとくれ ヘヘのんきだね」といったところです。 |
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