ハマダ伝・PART2 |
うたの記憶 |
長火鉢な夜 |
というタイトルで、ある夜の酒飲み話を書いたものがパソコンのハードデスクに残っていましたので、ここにご披露したいと思います。その文章の中に、"新聞4コマ漫画の原点「正チャンの冒険」を復刊し"などという表記があったので、この本を改めて開いてみると、2003年12月10日 初版第1刷発行とあったので、今から12年ほど前のことのよう。そう、まだこの頃は、かなりの酒量を飲んでいた頃であります。
この冬は、長火鉢でエンジョイメント。薪ストーブで薪を燃やすのもやってみたいのだが、わが家はストーブを設置するほどに広くもないので、私の父の代からある長火鉢がこれに取って代わっています。その長火鉢は、亡父が骨董屋から手に入れたもので、紫檀の上物で、わが家のお気に入りであります。火鉢として使わないときは、上にガラスの蓋をして小テーブルとして使っています。 炭を熾すということは、なかなか面白いもので、薪を燃やしたり、焚き火をしたりするのと同じような満足感があります。今はちょっと懐かしい炭入れや、消し壷、陶器の火鉢などが、リビング横のベランダに鎮座しています。 さて、ある夜のお客さまは、川村寛さん。私と同じ団塊の世代で、出版界にいて編集長をやっています。(現在は退職)最近、新聞4コマ漫画の原点「正チャンの冒険」を復刊しちょっと話題になっています。 この「正チャンの冒険」は、大正時代に誕生し、ふきだし付き4こま漫画の先駆け。西欧の漫画を模倣した柔らかい線や、ポンポンの付いた「正チャン帽」人気で一時代を築いた作品で…というような話が朝日新聞の文化欄に載ってからすぐの訪問でした。 この日は、家族が旅行に出掛けており、わが家には私ひとり。そこで、酒盛りは、長火鉢の炭火に網を乗せて、乾き物を中心にした炭火焼を肴に盛り上がりました。メニューは、たたみ鰯、スルメ、慈姑(くわい)、お餅等々。それに、私の自家製のスモーク・チーズ。これは、皆にとても評判の良いおつまみです。この燻製工房のことは、こんな風に詞にしました。 燻製工房 僕の燻製工房は小さなベランダ プロセスチーズ ゆで玉子 僕の燻製工房は小さなベランダ キングサーモン 豚レバー 僕の燻製工房は小さなベランダ いっただきま〜す! さて、さて、この夜は、芋焼酎の水割りを燗などして、じっくりと…。そして、もうひとつの肴は、60〜70年代の和製ポップスや、懐かしい歌謡曲のCDでした。やぁ〜、CDにあわせて歌った、歌った、彼が帰ったのは午前3時をすっかり過ぎていました。 <歌った唄> 小林旭「ダンチョネ節」、「ズンドコ節」、「アキラのホイホイ節」、 和田弘とマヒナスターズ「泣かないで」、「お百度こいさん」、 西田佐知子「アカシヤの雨がやむとき」、「東京ブルース」、 フランク永井「羽田発7時50分」、「夜霧の第二国道」、 三橋美智也「リンゴ村から」、「おさげと花と地蔵さんと」、 吉永小百合「寒い朝」、「いつでも夢を」、「泥だらけの純情」、 ちあきなおみ「雨に濡れた慕情」、「朝がくるまえに」、 日吉ミミ「北風ぴゅうぴゅう」、「恋の段違い」、「居酒屋」、 園まり「逢いたくて逢いたくて」、布施明「愛の園」、 やぁー、歌った、歌った。まだまだ沢山歌ったのでした。 |
GALLERY工+Withに戻る |