ずい筆ずっころばし
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目次 |
●「ずい筆ずっころばし」について |
(1)うたの記憶
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(2)CoCoの写真館
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(3)てりとりぃ <IN> |
(4)右朝の想い出<IN>![]() |
「ずい筆ずっころばし」について |
最初の「ハマダ伝」が、広告屋時代からはじまりギャラリー工【こう】 誕生までのエピソードでしたので、こちらは、それ以降からのことになっています。が、もちろん、過去返りは頻繁に…。 ということで、これからご案内するものは「のんきな暮し・端暮日記」以前に作品として書き残したり、Facebookで紹介したり、タウン・ペーパーに載せてもらったりした、言ってみれば『随筆』のような、或いは『フォト日記』
のようなものたちです。 「ずいずいずっころばし」 大名行列からこどもを守る歌説 昔、宇治から江戸に向かう「お茶壺道中の一行」がとてもえらそうにして、通り道の人たちに迷惑をかけるので、その行列が来るとみんな戸をピシャンと閉めて家に隠れてしまったのだそうです。同様に、大名行列も前を横ぎったり無礼をすると切られてしまうので、子どもに注意を喚起するために作ったものがこの歌だと言われています。 要約すると… ある農家でずいきのゴマミソあえを作っていたら、将軍様にお茶を献上する"茶壷道中が"通りかかりました。何をされるかわからないので、家の人たちは急いで奥へ隠れました。静まりかえった家の納屋では、ネズミが米俵を食べる音や鳴き声が聞こえてきます。井戸端ではあわててお茶わんを割ってしまった音が聞こえてきます。やがて茶壷道中は去って行くから、それまでは絶対に外にでてはいけませんよ。 一方、国語学者などの中には、この歌に性的な意味が含まれていると解釈する場合もある。とも書かれていました。 「茶壺」は女性の意味であり、男が女に追われて家に逃げ込み、戸をぴしゃんと閉める(「とっぴんしゃん」)、というふうにである。「ずいずいずっころばし」、「ごまみそずい」、「俵のねずみが米食ってちゅう」も同様に性的なものだとする説も。 又、柳田国男氏は『トッピンシャンという文句は東北地方の昔話で語りおわった時に「おしまい」という意味の決まり文句として使われる、「とっぴんぱらりのぷう」などとの共通性がありそうだ』と述べていると書かれてありました。 そこで、これも調べてみますと、秋田では、昔話のことを「むがしっこ」と呼ぶそうで 「とっぴんぱらりのぷう」は、むがしっこの結びの言葉で、 「お話を聞いてくれてありがとう」の意味合いが含まれているということ。昔話で、最後は「めでたしめでたし」と言いますが、東北の方では、これを「とっぴんぱらりのぷう」と言ったのだそうです。 |
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